かごっま銭湯(ゆ)おもしろ十七条

第1条
銭湯用グッズを下げて銭湯に向かう。
マイ洗面器があればなおよい。
手ぶらでもタオル・石鹸・ミニシャンプーが売っているので大丈夫。
 

第2条
玄関に入ったら履物を脱ぎ、ぎっくり腰に注意しながら下駄箱に履物を入れ、鉄鍵を抜く。
 

第3条
右手でのれんをサッとかきわけくぐり、番台にお金を置く。
自動券売機ある場合は入場券を買って出す。
 

第4条
脱衣所で豪快に脱ぐ。
乱れかごのときは通っぽく、上に風呂敷をかける。
最初と最後にかごを逆さにしてトントンとやる。
 

第5条
左手に入浴道具、右手はタオルで前を隠し浴室に入る。
自信のある人はさりげなく前を見せながら入るも可。
 

第6条
あいているカランを見つけて道具を置き、かかり湯を浴び世間の垢に汚れた身を清める。
 

第7条
とりあえず大きな湯船にさっとつかる。
つかった瞬間「ああ~っ」と声にならないため息をつくこと。
 

第8条
湯船で少しあったまったところで本格的に体を洗う。
このとき隣の人にお湯や石鹸がかからぬように気をつける。
 

第9条
洗い終わったら石鹸をきれいに流しふたたび湯船につかり、一日の反省と幸せについて考える。
 

第10条
テレビのまねをして体にタオルを巻いて湯船に入るなど論外。
どうしても懐メロを歌いたいときに限り頭の上にのせてもよい。
 

第11条
湯船につかりながらじっくりと設備をめぐる順番を頭の中で組み立てる。
 

第12条
浴室から脱衣所へあがるときは、タオルでしっかりふいて体全体の水気を落とす。
 

第13条
そっと体重計にのり必ず小さな声で「よしっ」とつぶやく。
ショックが大きい場合は姿鏡は避けて通る。
 

第14条
もう一度バスタオルで体を拭き、新しい下着をつける。
間違えて脱いだ下着をつけると不快感をあじわうので注意。
 

第15条
牛乳を買い、扇風機にあたりながら足を肩幅にひらき、左手を腰にあててグイッといっきに飲み干す。
このとき牛乳は昔ながらの瓶牛乳のものでなければならない。
だが人生は妥協も必要である。
 

第16条
落ち着いたら服を着て縁起物や祝額はもちろん、注意書き・お知らせ・映画ポスター・指名手配写真などの貼りものをじっくり眺める。
 

第17条
忘れ物がないか確認したら「あいがと、よか湯やった」と声をかけながら向こう側をさりげにちらっとのぞき、左手でさっとのれんをくぐる。
この一連の動作がすっとできるようになったらあなたも立派な銭湯人。履物をはいて寄り道をしないで帰ろう。

 



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